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PENTAX 17とKODAK EKTAR H35Nの違い|ハーフ判・操作・ピント・夜景で選ぶ

35mmフィルムを通常の半分ずつ使うハーフ判カメラは、36枚撮りフィルムで最大72コマ、24枚撮りなら最大48コマを撮影できます。

PENTAX 17とKODAK EKTAR H35Nは、どちらもハーフ判ですが、撮影体験は大きく異なります。PENTAX 17は距離、ISO、撮影モード、露出補正を考えて撮るカメラです。H35Nは固定焦点と少ない操作で、軽快なスナップを楽しむカメラです。

違いを一言で整理すると、フィルム撮影を学びながら成功率を上げるPENTAX 17、簡単操作とローファイな偶然性を楽しむH35Nです。

先に結論|撮影へどこまで関わりたいかで選ぶ

機種 向いている人 主な強み 購入前の注意
PENTAX 17 距離と露出を学び、意図して撮りたい 6ゾーンフォーカス、自動露出、7モード、露出補正、F3.5 290g。距離選択を間違えるとピントを外す
KODAK EKTAR H35N 軽いカメラで気軽に撮りたい 約110g、固定焦点、スターフィルター、バルブ、三脚穴 露出・ピントの制御が少なく、結果をフィルムの許容範囲へ任せる

本体の安さだけでH35Nを選ぶのではなく、設定を減らしたいかを考えます。PENTAX 17は操作が増えますが、距離や光を考える余地があります。

どちらもハーフ判で縦位置が基本になる

ハーフ判は35mmフィルムの1コマを2つに分けて使います。

通常の構えでは縦位置の写真になり、カメラを縦に構えると横位置になります。スマートフォンの縦写真に慣れている人には扱いやすい一方、アルバムやスキャンでは向きを整理する必要があります。

36枚撮りで最大72コマ撮れますが、フィルム装填時の送り、巻き戻し、現像所の処理によって実際の納品枚数は変わります。

PENTAX 17は37mm相当で距離を選んで撮る

PENTAX 17は25mm F3.5、35mm判換算37mm相当のレンズを搭載します。

0.25m、0.5m、1.2m、1.7m、3m、無限遠の6ゾーンから、被写体との距離に合う位置を手動で選びます。

AFのようにカメラが自動で距離を測るわけではありません。撮影前に距離を判断する必要がありますが、その操作を通して被写体との距離を学べます。

H35Nは固定焦点と22mmレンズで気軽に撮る

H35Nは22mmの固定レンズと固定焦点を採用し、ピントリングを操作せず撮影します。

散歩、旅行、友人との記録など、カメラを向けてすぐ撮る使い方に向きます。

固定焦点は、どの距離でも必ず鮮明に写るという意味ではありません。近すぎる被写体や暗い場所では、ピントやブレが不安定になります。

PENTAX 17より広い範囲を入れやすいレンズですが、画面の端まで結果を確認できるデジタルカメラとは異なります。

露出を任せる範囲が異なる

PENTAX 17は部分測光とプログラムAEを使い、撮影モードに応じてシャッタースピードと絞りを制御します。

フルオート、標準、低速シャッター、絞り開放優先、バルブ、日中シンクロ、低速シンクロの7モードがあり、±2EVの露出補正も利用できます。

H35Nは基本的な固定設定とフラッシュを使う簡易設計です。明るさの違いをカメラが細かく調整する製品ではないため、使用するフィルムのラチチュードと現像へ結果を委ねる部分が大きくなります。

夜景と光の表現

PENTAX 17は1/350秒~4秒とバルブに対応し、低速シャッターや低速シンクロを選べます。別売ケーブルスイッチも使用できます。

H35Nもバルブ、三脚穴、ケーブルレリーズ接続を備えます。内蔵スターフィルターを使うと、点光源へ4本の光条を加えられます。

どちらも長時間露光では三脚とレリーズが必要です。シャッター時間を自動で決めて完成を保証する機能ではありません。

290gと110gでは持ち歩き方が変わる

PENTAX 17はフィルムと電池を除いて290gです。マグネシウム合金の上下面、露出補正ダイヤル、ゾーンフォーカスリングなど、操作部を含む重量です。

H35Nは約110gで、小さなバッグやポケットへ入れやすく、旅行のサブカメラにも向きます。

軽さと操作性は交換条件です。H35Nは携帯しやすい一方、露出や距離を細かく制御できません。

フィルムと現像所を先に決める

両機種ともカメラ本体だけでは撮影できません。35mmフィルムを別に用意します。

PENTAX 17ではフィルム感度をISOダイヤルへ手動設定します。H35Nは使用環境に合うフィルム感度を選び、フラッシュを使う場面を判断します。

現像所によって、ハーフ判のスキャン方法、2コマを1画像にするか1コマずつ分けるか、プリント料金が異なります。撮影前に受付条件を確認してください。

迷ったときの選び方

  • 距離、露出、撮影モードを学びたい: PENTAX 17
  • 近距離から無限遠まで距離を選びたい: PENTAX 17
  • 露出補正や低速シンクロを使いたい: PENTAX 17
  • 約110gの軽さを優先したい: H35N
  • 操作を減らし、偶然の写りを楽しみたい: H35N
  • スターフィルターで夜の光を遊びたい: H35N
  • AFや撮影後確認が必要: どちらも向かない

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