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PENTAX 17はどんな人向け?ハーフ判・ゾーンフォーカス・7撮影モードで選ぶ条件

フィルムカメラを始めたいけれど、完全なマニュアル露出は難しい。自動露出へ任せながら、距離、ISO、露出補正、巻き上げは自分で操作したい。

PENTAX 17は、35mmハーフ判、25mm F3.5、6ゾーンフォーカス、プログラムAE、7つの撮影モードを組み合わせたカメラです。

デジタルのAFや液晶確認はありません。撮影結果をすぐ見られない制約の中で、被写体との距離と光を考える人に向きます。

PENTAX 17が向いている人

  • フィルムの装填、巻き上げ、巻き戻しを自分で行いたい
  • ハーフ判で撮影可能枚数を増やしたい
  • AFではなく距離を選ぶ撮影を学びたい
  • 露出はカメラへ任せながら補正したい
  • 低速シャッター、日中シンクロ、バルブを使いたい
  • 37mm相当の画角を日常スナップへ使いたい
  • 現像結果を待つ時間も含めて楽しみたい

設定を考えず軽く持ち歩くことを優先するなら、KODAK EKTAR H35Nの方が向きます。

ハーフ判で縦位置を基本に撮る

画面サイズは24×17mmです。

通常の横向きに構えると、フィルム上では縦位置の写真になります。人物、看板、建物、スマートフォン向けの縦構図を作りやすい方式です。

36枚撮りフィルムで最大72コマ、24枚撮りで最大48コマを撮影できます。

1本を使い切るまでの枚数が多いため、同じフィルム感度と色味で長く撮ることになります。旅行や季節をまたぐ場合は、使い切る計画も考えてください。

37mm相当F3.5は日常の距離に合わせやすい

25mm F3.5のレンズは、35mm判換算37mm相当です。

広角すぎず標準より少し広い画角で、人物と背景、街角、料理、旅行先の風景を自然な距離感で残せます。

単焦点で光学ズームはありません。被写体へ近づく、離れるという動きで構図を作ります。

40.5mmのフィルターねじがあり、市販フィルターを装着できます。フィルターによって露出やフラッシュへの影響が出るため、使用条件を確認してください。

6ゾーンフォーカスは距離を自分で選ぶ

ピントは0.25m、0.5m、1.2m、1.7m、3m、無限遠の6ゾーンです。

リングのマークから、被写体との距離に近い位置を選びます。

0.25mは小物や料理、0.5mは近距離の人物、1.2~1.7mは人物、3mはグループ、無限遠は風景というように使い分けます。

カメラが自動測距するAFではありません。距離選択を間違えると、露出が合っていてもピントを外します。付属ストラップを距離の目安として利用できます。

7つの撮影モードで露出を選ぶ

部分測光を使い、プログラムAEで露出を制御します。

  • フルオート
  • 標準
  • 低速シャッター
  • 絞り開放優先
  • バルブ
  • 日中シンクロ
  • 低速シンクロ

フルオートではパンフォーカスと自動フラッシュを利用します。標準はフラッシュを使わず、低速シンクロは暗い背景と手前の人物を両方写す場面に向きます。

モードを選べても、被写体の動き、手ブレ、フィルムの許容範囲で結果は変わります。

±2EVの露出補正

露出補正は±2EVを1/3段で調整できます。

逆光の人物、雪、黒い被写体など、カメラの測光だけでは明るさが意図とずれる場面へ対応します。

フィルムは撮影後にヒストグラムを確認できません。補正量を変えながら複数枚撮る場合、ハーフ判の枚数を活かせます。

ただし、同じ場面を多く撮るほど現像・スキャン枚数も増えます。

1/350秒から4秒とバルブ

通常のシャッタースピードは1/350秒~4秒で、バルブも利用できます。

夕暮れ、夜景、花火、光跡などに使えます。

低速シャッターでは三脚が必要です。別売ケーブルスイッチCS-205を使うと、バルブ撮影時のカメラブレを減らせます。

フィルムでは撮影直後に露光結果を確認できないため、露光時間を記録しておくと次回の参考になります。

CR2電池とフィルムを準備する

CR2リチウム電池1本を使用し、充電式CR2は使えません。

36枚撮りフィルム、フラッシュ使用率50%の公式試験条件で、電池寿命は約10本です。

フィルムと電池の残量を撮影前に確認します。途中で電池が切れると、露出制御やフラッシュが使えません。

本体にはCR2電池が同梱されますが、販売商品の付属品はリンク先でも確認してください。

H35Nの方が向くケース

約110gの軽さ、固定焦点、少ない操作を優先するならH35Nが向きます。

H35Nにはスターフィルター、バルブ、三脚穴があり、簡単なスナップと夜の遊びを組み合わせられます。

PENTAX 17は、軽さよりも距離と露出へ関わる撮影体験を選ぶカメラです。

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