COOLPIX P1100で月・野鳥・航空機を撮る前の準備|3000mmを使い切る持ち物と考え方
COOLPIX P1100の3000mm相当は、遠くの被写体を大きく写せます。
一方、画角が極端に狭く、少しの揺れ、ピントのずれ、大気の乱れが目立ちます。
月、野鳥、航空機では撮影条件が異なるため、同じ設定を使い回さず、被写体ごとに準備します。
共通して用意するもの
- 十分な空き容量のSDカード
- 充電済みEN-EL20aと予備電池
- ネックストラップ
- 三脚または一脚
- 安定した雲台
- レンズフードHB-CP1
- レンズキャップLC-77
- 必要に応じてリモコンML-L7
- 雨や砂ぼこりを避けるカバー
P1100は約1410gです。
支持機材はカメラの重量だけでなく、長いレンズ部と風の影響も考慮します。
まず3000mmへ一気に伸ばさない
被写体を見つけるときは広角側から始めます。
被写体を画面中央へ入れ、少しずつ望遠へ伸ばします。
見失った場合はスナップバックズームで一時的に画角を広げ、再び被写体を中央へ戻します。
3000mm相当から探し始めると、狭い画角のため被写体を見つけにくくなります。
月を撮る前の準備
月は明るい被写体です。
完全な暗闇で高ISOへ上げるより、月面の白とびを避けて露出を調整します。
撮影モードダイヤルの月モードを開始点にし、必要に応じて露出補正やマニュアル露出へ進みます。
三脚使用時はセルフタイマーやリモコンでシャッター操作の振動を減らします。
月は満月だけが撮りやすいとは限らない
満月は全体が明るく見えますが、正面から光が当たり、クレーターの影が浅くなる場合があります。
半月前後は明暗の境界に影ができ、凹凸を表現しやすくなります。
撮影目的に応じて月齢と撮影時刻を選びます。
雲、湿度、低空の大気揺らぎも写りに影響します。
野鳥を撮る前の準備
鳥モードではAFエリアを中央スポット、中央標準、中央ワイドから選べます。
枝が多い場面で目や頭へ合わせたい場合は狭いエリア、飛翔や大きな鳥では広めのエリアから試します。
P1100はコントラストAFで、連写Hは約7コマ毎秒・最大7枚です。
鳥が動く方向を予測し、短い連写で撮ります。
近すぎる鳥には望遠端で合わないことがある
望遠端の最短撮影距離は約7mです。
近くの鳥へ3000mm相当で合わせられない場合は、鳥から距離を取るか、焦点距離を短くします。
ピントが合わない原因をAF性能だけと考えず、最短撮影距離も確認してください。
野鳥は明るい時間帯を選ぶ
望遠端はF8です。
暗い林内や夕方では、被写体ぶれを止めるためにISO感度が上がりやすくなります。
朝夕の鳥を狙う場合でも、被写体へ光が当たる位置や開けた場所を選びます。
三脚はカメラぶれを減らしますが、鳥の動きはシャッタースピードで止めます。
航空機を撮る前の準備
航空機は移動速度が高く、3000mm相当では画面から外れやすくなります。
離陸前や遠方では広めの画角で捉え、動きを追いながら焦点距離を伸ばします。
機体を大きく写すことより、追い続けられる画角を優先してください。
電子シャッターや高速パンでは形の歪みも確認します。
飛行機雲・排気・地表熱の影響
遠距離の航空機は、空気の密度差や排気によって輪郭が揺らぐことがあります。
滑走路や地表が熱い時間帯は、地面からの熱で像がゆらぎやすくなります。
カメラ設定だけでは解消できないため、気温が低い時間帯、距離が短い位置、上空へ上がった後を選びます。
4K動画の準備
4K UHDは30p/25pです。
動画1ファイルは最大29分で、温度により早く終了する場合があります。
超望遠動画では小さな揺れが大きく見えるため、一脚や三脚、滑らかな雲台を使います。
風切り音を抑える場合は外部マイクと防風対策を準備します。
撮影前チェックリスト
- 電池とSDカードを確認する
- レンズ前面を清掃する
- まず広角側で被写体を探す
- 鳥・月モードを開始点にする
- 望遠端F8を考慮して明るさを確認する
- シャッタースピードとISOを確認する
- 支持機材とリモコンを使い分ける
- 大気が揺れていないか拡大表示で確認する
- 光学3000mmとデジタル拡大を区別する
- 撮影後にピントとブレを拡大確認する
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